自己嫌悪
2年ほど前に、派遣社員として某企業で働いていました。
仕事の内容はデータ入力等で、それほど難しいものではありませんでした。
勤めて半月程経ったある日、私は風邪のせいで高熱を出してしまいました。出来れば会社を休みたかったのですが、頼まれてた仕事が残っていたので休まず出勤しました。(勤めて間もなかったので、休みづらかったというのも本音にありますが…)
早く終わらせてしまおうと仕事をしていると、上司が手招きで私を呼びました。上司は小声で「顔赤いけど熱あるんじゃないの?風邪かい?」と聞いてきました。
私は「すみません・・・。今手元にある仕事が終わったら帰らせてもらってもいいですか?」と言いました。
すると上司は「その仕事そのまま誰かにやらせて帰っていいよ。他の者まで風邪ひかれたら、それこそ困る」と、そう言われて、その時は無性に腹が立ち一気に熱も上がった感じがしました。
でも家へ帰って休み、熱も下がってきた頃、さっきの怒りは私の勝手な思い込みなのでは…?と考え直しました。
上司にああ言われた時は「どうせ派遣社員より正社員の方が大事なんでしょ!!」と思ったのですが、それはひょっとしたらそういう意味で言ったのではないんじゃないかと…。「これ以上病人が増える前に帰りなさい」と、ただ言いたかっただけなのかも…と。
思い返すとその上司は、派遣社員を正社員と同様に大切にしてくれる人です。そのとき正社員を色眼鏡で見ていたのは、派遣社員の私かもしれません。